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私は「見ないで、読む」派。

遠い昔、好きだった小説がアニメ化されたことがあった。
キャラクターのデザインを担当するのがあるイラストレーターで、実はその方のファンでもあった私は公開が待ち遠しかったし、それ故公開初日に観に行った記憶がある。
普段は購入しないパンフレットを買い、原作者の“太鼓判”で期待は最高潮に。
まさか数十分後に裏切られるとは思いもしなかったから、上映までのわずかな時間を幸せな気持ちで過ごしたことを覚えている。
唯一の救いは、一緒に映画を見た友人(彼女は原作そのものを知らない)が「私にとっては面白い作品だった」と言ってもらえたことか。
当時は気付かなかったが、原作への思い入れが強ければ強いほど映像化された作品に対しる評価は辛くなる。
少なくとも、私はそうだ。
多少の設定変更は我慢出来るものの、原作のイメージを無残なまでに破壊した場合には嫌悪感しか覚えない。
「ロード・オブ・ザ・リング」のように原作とは異なる設定でありながら、原作の世界観を知ることでより映像が楽しめるのが理想なのだが。
その点、ミステリードラマには外れがない気がする。
設定の変更は仕方ないとしても、大筋(殺人に至る動機やトリック部分)に変更がない分、ダメージが少ないように思えるのだ。
さて、近年私が好んで読むのは「映像化された原作小説」が多い。
映画であれ、ドラマであれ、原作の世界観からかけ離れているケースが多いことから、だったら初めから原作の世界観に浸ってみようか…と考えたのだ。
稀に「怖いほど原作の世界観に忠実」だった映像があるが、それとて現状にはそぐわない部分は上手に省いてあったし、登場人物の設定にもかなり変更があった。
それでいて、原作のイメージが瞬時に広がったのだから、一視聴者としての満足度は高い。
無論、一読者としても、だ。
逆に、一般視聴者の評判は極めて良いものの、その世界観があまりに違い過ぎる故最後まで見なかった映像もある。
そのうちの一つは、止せば良いのに放映前に原作本を入手してしまい、その世界観にどっぷりと浸ってしまった故にドラマそのものが見れなくなった。
テレビ誌等で大まかなストーリーが紹介されていて、原作との違いに愕然としたのだ。
他には、若い頃に読んだ小説が映像化されるというので、久し振りに読み返したケース。
偶然、ドラマ版の予告編を何度か見たが、原作とは似て非なる設定に愕然とした。
とにかく酷い。
もっとも、演者を含めて「原作そのもの」を知らない人間にすれば魅力的な作品だったわけで、それはそれで仕方ない。
ただ、軽々しく「続編が見たい」とほざく輩には「その前に、原作を読め」と言いたい。
あの原作の世界観を理解した上で「続編が見たい」と言えるのなら、それはそれで構わないが。

小説「三四郎」は十二歳の君にとって面白い小説でしたか。

久し振りに「三四郎」を読んだのは五十代になってから。
実はまだ最初の数章しか読んでいないけれど、初めて面白いと思えた。
同時に、何故自分はこの小説の面白さに気付けなかったのかと頭を抱えた。

最初の出会いは中学まで遡る。
夏休み明けの教室で、「三四郎」の読書感想文を読んだ男の子がいたのだ。
彼は十二月生まれなので、まだ十二歳。
四ヶ月だけ歳上の私は星新一に夢中だったというのに。
流石に自分は読まなかったけど、その男の子はとても眩しかった。
中学生で夏目漱石なんて凄いな、と。
その後、私もまた「三四郎」を読む機会に恵まれたが、正直ちっとも面白くない。
どうにか読み終えたものの、何故彼は楽しめて自分は楽しめないのだろう?と本気で悩んだ。
比較的わかりやすい(?)「こころ」は何度か読み直したのに、「三四郎」は手に取ることすらなかった。
高校時代の話だ。
今ならわかるのだが、元々大人の読者を対象とした小説が面白くないのは無理のない話で、それなりに経験を積み重ねた者でなければわからない部分も多々あるのだ。
その証拠に、改めて読み直すと登場人物が生き生きと動き回り、それは若さと引き換えに得られた喜びにも思えたのだから。

と、ここで疑問が生じる。
あの日十二歳だった彼はこの面白さを知っているのだろうか、と。
高校時代の私同様、詰まらなかったといった記憶だけが刻み込まれ、二度とは手にすることがなかったのではないか、と。
かくいう私も、再び「三四郎」を手にするまでに二十数年を要している。
それで良かったのだ、と今なら理解出来るのだが。

「幻魔大戦」が読みたい。

新年早々、こんな話題で恐縮です。
私、iPad miniで書を読むのが大好きで。
つい先日も、レンズマンシリーズ(まだ途中ですが)に熱中してしまいました。
あ、中断理由ですか?
キニスンが危機的な状況に陥ることがわかっているので、怖くて読めないのです。
ラストシーンは何となく覚えていますけどね。
それはともかく、以前購入した「幻魔大戦」がありまして。
まだ腰を据えて読んではいませんが、ふと「果たして何処まで購入可能なんだろう?」と思い、Googleにて検索してみました。
現在、平井和正氏の作品を扱っているだろう会社は1社(厳密には他にも何社かあると思われますが…)でして。
そこでは完結編ともいえる作品も扱っているようですが、如何せん価格が高い。
特別価格で1万円近くするんですもの。
おまけに、途中のストーリー(書籍化はされていません)は完売状態で、今となっては読むこともままなりませぬ。
幸い、私が愛読していた部分とその後のストーリー(結構悲惨らしい)はAppStoreで購入可能ですが、中途半端な形で放り出されることを思うと複雑な思いです。
(念の為Amazonで調べましたが、中古とはいえ、やはり価格が高いと思いました)
本当ならば、文庫本で読みたい。(手軽に持ち歩けるので)
それが無理なら、電子書籍(iPad対応)で読みたい。
でも、無理なのでしょうね。
出版業界のことはよくわかりませんが、権利関係が複雑なようですし、せいぜい入手可能な範囲で楽しみたいと思います。

「幻魔大戦」が読みたい。

新年早々、こんな話題で恐縮です。
私、iPad miniで書を読むのが大好きで。
つい先日も、レンズマンシリーズ(まだ途中ですが)に熱中してしまいました。
あ、中断理由ですか?
キニスンが危機的な状況に陥ることがわかっているので、怖くて読めないのです。
ラストシーンは何となく覚えていますけどね。
それはともかく、以前購入した「幻魔大戦」がありまして。
まだ腰を据えて読んではいませんが、ふと「果たして何処まで購入可能なんだろう?」と思い、Googleにて検索してみました。
現在、平井和正氏の作品を扱っているだろう会社は1社(厳密には他にも何社かあると思われますが…)でして。
そこでは完結編ともいえる作品も扱っているようですが、如何せん価格が高い。
特別価格で1万円近くするんですもの。
おまけに、途中のストーリー(書籍化はされていません)は完売状態で、今となっては読むこともままなりませぬ。
幸い、私が愛読していた部分とその後のストーリー(結構悲惨らしい)はAppStoreで購入可能ですが、中途半端な形で放り出されることを思うと複雑な思いです。
(念の為Amazonで調べましたが、中古とはいえ、やはり価格が高いと思いました)
本当ならば、文庫本で読みたい。(手軽に持ち歩けるので)
それが無理なら、電子書籍(iPad対応)で読みたい。
でも、無理なのでしょうね。
出版業界のことはよくわかりませんが、権利関係が複雑なようですし、せいぜい入手可能な範囲で楽しみたいと思います。

直感には従うべき。

些細なことで悩んでいる。
あるドラマのDVDを予約すべきか否か、で。
ドラマそのものは一度も見ていないが、実はとても気になっていて、後日レンタルでも…と考えていた。
というのも、あまりにも原作小説の世界感に嵌りすぎてしまい、実写化に伴うストーリーの変更(個々のエピソードは取り入れられているものの、登場人物の設定が大幅に違っていた)に耐えられなかったのだ。
「だったら、見るな」とお叱りを受けそうだが、時間の経過と共に、そうした“改悪”も受け入れられるのでは…と自分の中では考えていた。
だからこそ、DVD発売のメールが届いた時は思わず「クリック!」しかけたのである。
しかし。
私がそのドラマに興味を示したのも、敢えてドラマそのものから目をそらしたのも、偏に原作小説そのものが魅力的だったから。
一家揃って堅実タイプの要素を強く持ちながらも、ある者は「決断×堅実」らしい強さを見せ、またある者は「協調×堅実」の穏やかな強さを読者に見せつけ、またある者は「創造×堅実」の危ういバランスを如実に示し、そして主人公もまた「創造×堅実」でありながら全く異なる印象を与えている。
さらに脇を固める登場人物が(現実にはあり得ないが)絶妙なタイミングで主人公をある方向に導き、結果的にはばらばらになりかけた家族が互いを理解する為の一歩を踏み出す過程が私にはたまらないのだ。
当然演者である俳優にもそれを期待したが、前提となる設定があまりに違い過ぎて、その時点でがっかりしたことを私は思い出す。
原作小説の180ページから始まる一連の台詞を、あの俳優の口から聞けることを何よりも楽しみにしていたのに。
にこりともせず、抑揚のない口調で淡々と語る姿を想像しては、期待に胸を膨らませていたのに。
もしかしたら、実際のドラマでも同様の台詞はあったかも知れない。
けれど原作の設定を大幅に変えてしまった以上、私が作品から感じ取った気迫はそこに存在しないに違いない。
それぐらい原作の設定は(非現実的ではあるけど)強烈だったのだ。
実はこの文章を打ち込む為、久し振りに原作小説を繙いてみた。
問題の箇所はすぐに見つかり、その部分に目を通した瞬間、あの俳優の姿が脳裡をよぎった。
どんな顔で、どんな目で、あの言葉を発しているのか。
想像するだけでゾクゾクするし、彼のことだから、原作以上の威力を見せつけた筈なのだ。
普段の私はここまでイメージを膨らませることがないが、この作品に限っていえば、主人公の男はあの俳優しか考えられず、ドラマの設定も原作に忠実でなければならなかった。
というか、読みながら何度も何度も俳優陣(残念ながら全てのキャストではなく、ごく一部の俳優のみ)の顔を思い浮かべていた。
それぐらい思い入れの深い小説だもの、今はまだDVDを見る段階ではない。
いや、将来的にも見てはいけないのだろう。
と言うわけで、こうして言葉にしているうちに心は決まったらしい。
「ドラマはドラマ、小説は小説」と割り切れる日がいつか来るなら、その時はレンタルDVDにてじっくりと作品を楽しむことにしよう。
そういう読者が一人ぐらいいても悪くないと思うのだ。



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